Q1.バイアルホルダーは、スギヤマゲン製アルミ内箱に入れますか?
A1.はい。入れる仕様になっています。京都府、福島県の自治体が検証された上で、3回目接種に当社のバイアルホルダーを採用しています。
※ジャストサイズのため、出し入れはややきついとのお声をいただいております。
そのため、2月下旬出荷分について、商品を改良し、アルミ内箱によりフィットした商品を提供いたします。
Q2.1つの保冷ボックスで、異種ワクチンを同時配送可能でしょうか?
A2.はい。当社の「J-BOX BIO MISSION II」は、デフォルトではバイアルホルダーとインナーバッグ2セット(各2個)が付属しております。運用方法としては、そのうちの一つバイアルホルダーを変えるだけで、ファイザー製ワクチンとモデルナ製ワクチン、同時配送可能になります。また、インナーバッグも2個が付いているため、インナーバッグにはシールを貼っておけば、異種ワクチンを区別しやすくなります。下記画像をご確認ください。
①1つの保冷ボックスでモデルナ製ワクチンとファイザー製ワクチンを同時配送
まず、下のインナーバッグはファイザー製ワクチン用に
次は、上のインナーバッグはモデルナ製ワクチン用に
最後に、蓋内側にあるポケットには、異種ワクチン混在と分かるように標識を入れます。
その他、インナーバッグに工夫を入れるだけで、会場の冷蔵で保管する際も一眼で異種ワクチンを区別できます。
Q3.保冷剤を積み重ねて凍結させて良いですか?
A1.付属品の保冷剤を横の平置きで冷凍させる場合は、2枚まで重ねても大丈夫です。平置きでなく縦置きにして、隙間を5㎜開けておけばその上(2段目)に縦置きで重ねて冷凍させるのは大丈夫です。
Q4.家庭用の冷蔵庫の冷凍室と冷蔵室を使っていいですか?
A2.2〜8℃運輸対応の5℃融点の保冷剤に関して、冷凍庫を使って保冷剤を凍結させる推奨温度は「-20℃±2℃」であります。家庭用の冷凍室の温度-18℃ですので、温度調節が出来ていれば問題なくお使いいただけます。また、冷蔵室を使って保冷剤を凍結させる推薦温度は「2℃〜4℃ 」であります。家庭用冷蔵室を使用する際に、必ず内部空間温度が「2℃〜4℃ 」であることをご確認ください。設備の性能によって4℃を設定しても、内部温度が5℃〜6℃になる場合もありますので、ご注意ください。-15℃以下運輸対応の-25℃融点の保冷剤は、-40℃以下の冷凍庫での凍結が必要ですので、家庭用の冷凍室はお使いできません。
Q5.他の市販の保冷剤、バイアルホルダーを使用しても大丈夫ですか?
A3.付属品以外の保冷剤のご使用は推奨できません。市販の保冷剤の融点、使用方法などそれぞれ違いますので、2℃〜8℃を12時間維持の保冷効果は保証できません。また、市販の他のバイアルホルダーを使用する場合、移送中の揺れが生じる可能性があるので、推奨できません。
Q6.バイアルホルダーを直接にディープフリーザー(超低温冷凍庫)に入れても大丈夫ですか?
A4.-75℃の超低温により接着剤の接着力が低下し、バイアルホルダーのスポンジ部が剥がれる恐れがあります。インナーバッグに入れてからディープフリーザーに置いた方が推薦します。
Q7.保冷剤を-80℃のディープフリーザー(超低温冷凍庫)で凍結させてもいいですか?
A5.あまり推薦できません。ディープフリーザーに入れると、保冷剤の容器が硬化しやすいです。硬化した容器が落とした時に割れる可能性が高くなります。割れた保冷剤は絶対に使わないでください。
融解した大量の保冷剤を超低温冷凍庫に入れますと、冷凍庫の温度が上昇し中に保存されているバイアルに影響を及ぼす恐れがあります。また、超低温冷凍庫に入れたものを取り出す際には必ず手袋を使用してください。
Q8.2~8℃移送の場合の保冷性能を教えてください。
A6.外部気温34℃〜35℃で2℃〜8℃を14時間保持
Q9.-15℃以下移送の場合の保冷性能を教えてください
A7.外部気温34℃〜35℃で-15℃以下を14時間保持
Q10.保冷剤が凍結しているか見分ける方法を教えてください
A8.
Q11.2〜8℃運輸対応の5℃融点の保冷剤は冷凍凍結、冷蔵凍結どちらがおすすめですか?
A9.まず、保冷効果を発揮させるため、初めて保冷剤を使用するときには必ず-20℃の冷凍庫に12時間以上入れて凍結させてください。
基本、冷凍庫(-20℃±2℃)での凍結は推薦されます。冷凍凍結の方は保冷効果より安定し、保冷保持時間も長くなります。
冷蔵凍結のメリットは冷蔵庫の空間をスマートに利用できることと、凍結後に長時間冷蔵しても構わないところです。オペレーション上は便利です。したがって、冷凍庫の空間が足りない、もしくはもっとシンプルなオペレーションを望むであれば、冷蔵凍結もご利用いただけます。
Q12.2〜8℃の冷蔵移送と-15℃以下の冷凍移送、どちらがおすすめですか?
A10.-15℃以下の冷凍移送のほうがワクチンがより安定した管理が可能、さらに連携型施設にDF(ディープフリーザー)があれば14日間保管可能。それが冷凍移送のメリットです。
ただしその場合、施設のDFの数によって不便なところもあります。-25℃融点の保冷剤の凍結やインナーバッグの予冷は-40℃の環境が一番良いと考えられます。大量の融解した保冷剤を-75℃冷凍庫に入れますと、冷凍庫の温度が上昇しバイアルに影響を及ぼす可能性があり、さらに保冷剤の容器が硬化する恐れがあります。よって-25℃融点の保冷剤凍結用のDF(-40℃)とワクチン保存用のDF(-75℃)は別々にした方が安全だと考えられます。
必要な数のDFが確保できるであれば、-15℃以下の冷凍移送がおすすめです。
DFが足りてない状態であれば、2〜8℃の冷蔵移送がオペレーション上便利かと思われます。その場合、5℃融点の保冷剤を使用するため、温度調節が出来ていれば家庭用冷蔵庫の冷蔵室、冷凍室での凍結は可能です。
Q13.移送中保冷ボックスの蓋を開け閉めしたときに内部の温度に影響ありますか?
A11.その時の外部温度や開ける時間にもよるのですが、温度試験により、35℃環境温度で保冷ボックス本体の蓋を開けて30秒以内であれば、内部温度を範囲内に保つことができます。ただし、35℃の環境温度でインナーバッグの蓋を開けることがお勧めできません。移送途中内部のバイアルを取り出したい場合、インナーバッグをボックスから取り出して、冷凍保存の場合は冷凍庫、冷蔵保存の場合は冷蔵庫の中に入れてからバイアルを取り出してください。
Q14.インナーバッグを予冷しない場合はどうなりますか?
A12.2~8℃の冷蔵移送にはインナーバッグ、バイアルホルダー予冷なしの場合、保冷時間が短くなります。長時間の利用にはインナーバッグ、バイアルホルダーの予冷を推薦します。
-15℃以下の冷凍移送には、インナーバッグは予冷しなくても構いません。
ただし、予冷しなくても、保冷ボックス本体、インナーバッグ、バイアルホルダーは涼しい場所で保管してください。
Q15.インナーバッグを2段重ねの場合保冷効果に影響ありますか?
A13.インナーバッグ2段重ねで、環境温度35℃で-15℃以下移送の場合保冷時間が2時間以上短くなります。
ただし、最初はインナーバッグ2段重ねで、途中1個を取り出した場合は、保冷時間への影響はほとんどございません。次の質問をご覧ください。
Q16.インナーバッグを2段重ねで移送し、途中1個取り出した場合、保冷効果に影響ありますか?
A14.インナーバッグ2段重ねで、途中1個取り出した場合は、保冷時間への影響はほとんどございません。
Q17.モデルナ製ワクチンの組箱をそのままインナーバッグに入れられますか?
A15.はい、可能です。緩衝材を入れるだけで、モデルナ製ワクチンの組箱(10バイアル入り)を4箱収納可能。
新規インナーバッグを購入する必要はございません。
画像にてご確認ください。
Q18.モデルナ製ワクチン用のバイアルホルダーはインナーバッグに入れられますか?
A16.はい。接種現場のニーズに合わせて、インナーバッグの収納サイズに合わせて、モデルナ製ワクチン用のバイアルホルダーを開発しました。こちらのページで購入可能となっております。
https://wish2020.jp/collections/j-box-bio-mission/products/holder5-moderna
Q19.保冷ボックスの清潔を保つにはご注意点があれば、教えてください。
A17.カビなどは発生しにくいですが、清潔を保つには、使用前後に保冷ボックス内外の水分や汚れを拭き取ってください。